Archive  Entry  Comment  Category  Link  Profile  Others  Jugem  Search  Mobile ver.
    
2021.02.24 Wednesday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

        
2014.08.31 Sunday

一ヶ月。

P1090756.jpg
昨日、30日ははなちゃんが亡くなってから一ヶ月の日でした。

はなちゃんが亡くなってからは、日増しにちょっとしたことで号泣するようになってしまい、ますます現実逃避をしパソコンを開けないようになってしまいました。

更新されないブログを心配して、お電話をくださった方、メールをくださった方、ブログを見に来てくださった方、
本当にありがとうございました。

皆さんがママを見捨てずにいてくれたことが、とっても励みになっています。

まだまだパソコンの中の元気なはなちゃんを見るのは辛くて…。
なので、今日は携帯から更新します。

はなちゃんが亡くなってから一ヶ月になる前の日、29日ですが、
何本もの電車を乗り継いで、猫とものさびあねっちが我が家を訪ねてきてくれました。
さびあねっちは、ブログを始めて最初に知り合った猫ともで、生まれてからこれまでずっと猫と暮らしてきたという、若いのに猫大ベテランという人で、
ママが一番頼りにしている人です。

そんなさびあねっちなので、超ビビりのアンちゃんもさびあねっちに会った瞬間に
さびあねっちの猫使いパワーにコロリとやられてしまいました。

ママもさびあねっちとの、気兼ねのない時間で久々にメソメソしない時間を過ごすことができました。

ありがとうね、さびあねっち。

我が家に来たさびあねっちは、逐一他の猫ともさんにもママの様子を知らせてくれていたようで、ほんと、たくさんの人に心配をかけてごめんなさい。

食べてるし、メソメソはしちゃう時もあるけれど、わざと自分を忙しくさせて、なんとか踏ん張って復活に向けて頑張ってます。

はなちゃんが亡くなって一ヶ月の30日、はなちゃんも通った病院にアンちゃんも行って来ました。
病院への道、待合室、お世話になった看護婦さんや獣医さん。
全てが号泣の原因になってしまうのですが、獣医さんにも「時間しかないんですよ。」と。

「はなちゃん、頑張りましたねー。」

こんなの言われたら号泣だよね…。

アンちゃんは鼻のブヒブヒがひどいので、21日にも病院に連れて行ったのですが、この時は消炎剤と抗生物質の飲み薬をもらいました。
ブヒブヒの原因は、鼻の中にガンがあることも疑われるので、よくならなかったらレントゲンを撮ることを勧められていたのです。

はなちゃんが亡くなって一ヶ月の日に、今度はアンちゃんにガンが…なんて堪えられないと思ったのですが、
逆にこの日ならそんな結果は出ないだろうと、思いきって30日に行ってきました。

結果は、レントゲンには怪しいものは写ってないし、内臓も怪しいものはないって。

よかった〜。

アンちゃんは赤ちゃんの時にひどい鼻風邪をひいたので、それが歳を取って出てきている慢性鼻炎だろうと。

お薬を飲み続けるのも身体によくないので、当面は抗生物質とインターフェロンの目薬2本で対応することになりました。
飲み薬でブヒブヒの音は小さくなりましたが、目薬では効き目はそこまではないかもしれないそうですが、
常に詰まっている右の鼻が少しでも抜けてくれたらいいなぁと思います。


気付けば、8月も今日で終わり。
明日からは9月。

「買ってくれるのは嬉しいけれど、あなたもいい加減立ち直らないとダメよ。」と言ってくれた花屋さんの店先にも、
いよいよ向日葵の花がなくなってきたので、先日、ユザワヤに向日葵や明るい花の造花を大量に買いに行って来ました。
おかげではなちゃんは明るい花に囲まれています。
百合だけは生花にしているので、いい香りに包まれてもいます。

我が家の辺りの小学校は二学期制なので、通学の子供たちをはなちゃんは以前と変わらず出窓から見守ってもいます。

チャリちゃんもぷっちーも、相変わらずご飯を食べに来ています。
チャリちゃんははなちゃんにあげたカリカリを撤収したものをあげていたら
近頃ちょっと贅沢になって、シーバをねだるようになりました。

はなちゃんの甘ったれで天真爛漫な姿がないだけ…。

いかん、いかん!
そんな思いを持っちゃ…。

まだまだこんな感じですが、
気に掛けていてくださって、本当にありがとう。

写真は、さびあねっちが来た時に撮ってくれたアンちゃんです。
        
2014.08.05 Tuesday

二匹で…。

はなちゃんの鈴の音はもうしないんだ…とか、
はなちゃんはもう部屋から嬉しそうに出てくることはないんだ…とか、
自分に言い聞かせては涙することも減ってきた今日この頃になりました。

ママが落ち込んでばかりいたらはなちゃんが悲しむ…と考えられるほどまだ気持ちに余裕はなく、
いきなり具合が悪くなって、ママやとーさんとアンちゃんと一緒にいれなくなったことを
はなちゃんは寂しく切なく思っているだろうと心を痛めているママですが、
この週末から、きちんと食べています。
フラフラすることもなくなったので、おそらく、体重も元に戻っていると思われます。
猫とものみなさん、ブログを訪ねてくださったみなさんには大変ご心配をおかけしました。
まだまだ通常の暮らしには戻れませんが、
はなちゃんの大好きだった庭の水撒きだけは、きちんとやっています。

コメントをくださったみなさんにお返事を書こうと、昼間、ブログを開いたのですが、
丸々としたはなちゃんが生き生きと無邪気にしている写真を見たら、
これまでこんなことはなかったのに、辛くて辛くて胸が苦しくなってしまい
思わず自分のブログを閉じてしまいました…。

コメントをくださったみなさまには、一人一人に必ずお返事を書くつもりですが、
もうしばらくお時間をください。

ですが、いつまでも逃げてばかりいられないので、どうしても更新しておきたい写真を載せておきます。

8月1日の夕方。

はなちゃんがお星様になってから三回目の夕方、庭の水撒きの前のことです。

はなちゃんが水撒きをするママとお庭が見られるように、はなちゃんを出窓に連れて行ってあげようと
はなちゃん部屋に行ったら、アンちゃんもついて来ました。
アンちゃんは、はなちゃんがいた頃のようにビクビクとはもうしていません。

今のはなちゃんの居場所をチラッと見ていたので

2014.08.01  (2).JPG

アンちゃんもはなちゃんの隣に乗せてあげました。

2014.08.01  (6).JPG

二匹…。

はなちゃんがここでお庭を見ていた頃、
アンちゃんがはなちゃんの脇でこんな風にするなんていうことはあり得ませんでした。
と言うより、出窓に上げてあげても、抜き足差し足で降りて部屋を出て行くアンちゃんでした。

はなちゃんがいる頃から、こんな風にしてくれたらよかったのにね、はなちゃん。


上の写真は、カメラのSDカードの中にあるものと思っていたら、写真がなく、
写真を探しまくったら、カメラの内臓メモリーに記憶されていました。
おそらくカードが入っていない状態で写真を撮っていたのでしょう。
その内臓メモリーの中には、思いもよらない写真も入っていて、思わず涙がこぼれました。

2014.06.18  (1).JPG

6月18日、午後1時過ぎ…。

エアコン工事が入ったため、ママと一緒に一階に避難した二匹。
普段はそれぞれの餌台でお昼の缶詰タイムなのですが、
この日は一階でのご飯だたので、仲良く並んで缶詰を食べた写真です。

まさか、この日から一ヵ月後にエイズ発症となるとは、一体誰が想像できたでしょうか…。

後にも先にも、二匹が並んで缶詰を食べたのは、この時の一回だけでした。
        
2014.08.01 Friday

はなちゃん、お礼を言おうね。

訪問してくださった方、コメントをくださった方、
メールやお電話をくださった方、ママやはなちゃんへの救援物資を送ってくださった方、
そして、はなちゃんが淋しくないようにとお花を送ってくださった方、
 
どんな言葉を使って、感謝の気持ちを伝えたら伝わるのか…。
はなちゃんだけでなく、どれほど私の力になったことをどうやって伝えたらいいのか…。
言葉が見つかりません。

みなさんの一つ一つのことが、はなちゃんとママととーさんの力になりました。
本当にありがとうございました。


ママは弱っちくて、未だに個別でのお礼には伺えないような心境なので、
大変失礼だとは思いますが、この記事でお礼を兼ねて
今のママの心境やら現在の様子などを書かせていただきます。


 
今日は、はなちゃんがお骨になって二日目の朝でした。
いつものように、出窓からお外を見せてあげました。

2014.08.01  (2).JPG
 
はなちゃんの名前の由来にあやかって、本当ははなちゃんの周りをお花いっぱいにしてあげたかったのですが、
緊張の糸が切れたのか、はなちゃんがいない現実が辛すぎるのか、
今のママはただ涙するだけで、お花を買いに行くことすらできず、
「はなちゃん、ごめんね。」と言うだけの朝でした。

2014.08.01  (1).JPG
 
朝の目覚ましが鳴り、寝室を出て、リビングにママが入ったところから、
毎日、はなちゃんとママ一日は始まっていました。

今朝はまたお花をいただいたので、はなちゃんの周りはさらに賑やかになりました。
本当にありがたいことです。

2014.08.01  (7).JPG
 
目線より低いテレビボードでリビングと仕切られたはなちゃん部屋は、
テレビの上のこの空間を通してはなちゃん部屋をいつも見ることができます。
 
朝、リビングの雨戸を開けた後、次にはなちゃん部屋行き「はなちゃん、おはよ。」。

2014.07.02  (2).JPG
 
はなちゃんは、寒い冬以外、ケージの上に置いた私が作ってあげたベッドで寝ているのが常でした。
ここで鼻チュウをし、それからはなちゃんはアンちゃんの待つリビングへすっ飛んで行き、
こうして、我が家の毎日は始まっていました。

 
はなちゃんは、ママやとーさんの時間を決して邪魔しませんでした。
ちょっとした隙と、毎日の決まった時間を上手に使って、甘ったれの毎日を過ごしていました。

2014.07.03  (12).JPG
 
つい何日か前まで、はなちゃんはこんな風に普通にしていました。
ベッドで寝ている写真は7月2日、一階の掃き出しの窓から庭を見ている上の写真は7月3日のものです。

9日。
どこの猫飼いの家でもあるように、梱包された荷物を開けた時の景色です。

2014.07.09-1.JPG
 
アンちゃんはいつものようにはなちゃんにビビッていますが、

2014.07.09-2.JPG
 
はなちゃんは、お外の音や風に反応したり、これまでと何ら変わりなく自由人的に日常を過ごしていました。

2014.07.09-3.JPG
 
おうちに入ったばかりの頃は、
カーペットの感触も、意味の分からないテレビも、ちょっぴり怖がっていましたが、
それもあっという間に受け入れて、珍しいことですが、この日はテレビにも興味を持ちました。
 
12日。
怖がりでやんちゃをしないアンちゃんには出来ない、
こんなお茶目なところにもはなちゃんは上がって寛いでいました。

2014.07.12-1.JPG

このソファーは、実は大きな座椅子なのでとても軽いんです。
アンちゃんが重しとなってここにいて、二匹の絶妙なバランスがあって、
はなちゃんはここにいることが出来ます。
バランスが崩れると、軽いのでソファーは壁の方に倒れやすくなるんです。
ママの視線を「やってはいけないこと」と思ったのか、
やっぱりアンちゃんと同じようにした方が心地よかったのか

2014.07.12-2.JPG
 
しばらくした後に見たら、こんな風に二匹でいました。
人間には計り知れないのですが、リビングを夏バージョンに模様替えをした数日の間に、
二匹の間では、この位置がお互いの場所と暗黙の了解ができていたようです。

17日。
この二、三日、アンちゃんのご飯をつまみ食いもしていないし、
そればかりで嫌だっただろう消化器サポートのカリカリも嫌がらずに食べてくれていたのに、
なんだか食べる量が減ったかな…。
でも、別のカリカリを掛けてあげれば食べるし、缶詰も食べているから、気のせいかな…。
そんな話をしながら、近所の猫飼いの友達と消化器サポートのカリカリをシェアしていました。
その友人が帰る時には、階段を下りて顔を見せ、お庭見物をしながらお見送りもしていました。

18日。
大好きなクリスピーキッスをあげる時間に、いつもなら大喜びしてあっという間に食べるのに、
その時はすぐには食べず、ママにスリスリするだけでした。

19日。
やっぱり食べる量が少ないのと、決まった時間に必ず甘えに出てくるのに、やってきませんでした。
耳もアンちゃんに比べるといくらか熱いような…。
すでに、動物病院の診療受付の時間を5分ほど過ぎていましたが、すぐに病院に電話をし
病院に連れて行きました。
その時は「風邪」という診断だったので、
ママもとーさんも、もまさかこんな事態になるとは夢にも思っていませんでした。
その日の夜中、「まだ寝ないの〜?」とはなちゃん部屋から出てきたはなちゃんに、
「ここに乗んのしな〜。」と言ったら、ソファーに上がり、
無邪気な顔で、ママととーさんが寝るまでアンちゃんも含めてみんな一緒にリビングで過ごしました。
毎日の当たり前のように…です。

2014.07.20   (7).JPG
 
ここでこんな風に油断しきって寝ていた、はなちゃんはもういません。
 
二週間前、三週間前に、今日のことはまったく想像にも考えにもありませんでした。
あまりに、当たり前の普通の毎日だったからです。
 
ママの一挙手一投足は全てはなちゃんの動きに直結していました。
ママがアンちゃんに話しかければ、「あたしも〜」と、ママとアンちゃんの仲間入りをしに必ず来ていました。
一階の雨戸の開け閉めをすれば、その音を聞いて、必ずはなちゃんが一階に下りて来て
ママの手が空くのを待っていました。
家事やパソコンをしている時はお昼寝をし、リビングの床やソファーにママが腰を下ろすと、
その気配を感じて、必ず自分の部屋を出てくるはなちゃんでした。
規則正しく決まった時間にも、必ず自分の部屋を出てきて、
人間が忙しそうにしていれば、人間の手が空くまで、自分で楽しみを見つけて時間をつぶしていました。

「こっち、おいで〜」と言葉を掛けて手招きをすると、
とても嬉しそうな顔で、はずみながら部屋から出てくるはなちゃんがとっても可愛くて、
今でもその姿が当たり前に見れそうで、とてもつらいです。


昨日はマロンの召使さんから、今日はつくね♂さんとクニさんからお花をいただきました。

2014.08.01  (4).JPG
 
飾る準備をしている間、アンちゃんにはなちゃんを見てもらっていました。

2014.08.01  (3).JPG
 
これまで、アンちゃんの方からはなちゃんに近づいていくことはほとんどなかったのですが、
ようやく最近になって、はなちゃんがおとなしく寝ていれば、
はなちゃんの足や尻尾の匂いを嗅いでみようかな〜というくらいのところまでは、
アンちゃんは行けるようになっていました。
分かっているのかいないのか、はなちゃんを見ているように言ったのに、
気づいたら、アンちゃんははなちゃんにスリスリをしていて、最後にはこの骨壷を倒してしまいました。
その時にした、無機質な音がとっても寂しかったです。

2014.07.22  (127).JPG

はなちゃんがケージの上にいるだけで、部屋は少しもがらんどうには感じません。

今月の初め、はなちゃん部屋は夏バージョンに模様替えをしました。
アンちゃんはなちゃんが少しでも快適に夏を過ごせるよう、先月にはエアコンを新調しました。
我が家は、夏には灼熱地獄になる二階建ての家の二階に住んでいるので、
先日、屋根裏の換気が出来るよう屋根の工事が終わったばかりです。

それなのに、はなちゃんはもうこの部屋にはいません。

24日。
お外時代に食べていたマグロの血合いを食べた後にもあがって毛繕いしていたケージの脇のこの場所。

2014.07.24.JPG

今ではこの場所に、たくさんのお花に囲まれたはなちゃんがいます。

2014.08.01  (6).JPG
 
ご飯のお皿も乗せられないほどのお花に囲まれるようになりました。

2014.08.01  (5).JPG
 
いただいたお花のおかげで、とってもはなちゃんっぽくなりました。
ありがとうございました。

 
写真ではよく分かりませんが、以前何人かの猫ともさんにも送らせていただいた
じじちゃんの山のマタタビの枝が、ねこじゃらしのところに入れてあります。

 
本宅時代のはなちゃんは、このじじちゃんのマタタビの枝で遊びたくて我が家の庭に来ていました。
その時の、嬉しくて嬉しくて、玄関のポーチの段差にゴロゴロスリスリしていた姿が
今でも目に焼きついています。

本宅時代が3年半、我が家のお外時代が3年半、そしてお家時代が3年半。
本当にはなちゃんは律儀な子です。
まさか、この区切りのためにはなちゃんは逝ってしまったのではないか…と思うほどです。

 
本宅時代のはなちゃんが、裏のアパートの縁の下から、子猫をくわえて出てきたのを見たことがあります。
はなちゃんは、たくさんのはなちゃんの家族と一緒に、よく裏のアパートの敷地で寛いでいました。
今では、はなちゃんの家族は本宅にいる「あかねちゃん」だけになってしまいました。
本宅奥さんが言うには、はなちゃんの子供達の何人かが、奥さんの妹さんのところにはいるらしいのですが。
聞けば、はなちゃんは三回出産しているそうです。
だから、歯が弱かったのかもしれません。
ママが出会ったときには、前歯はすきっ歯のように数本の前歯があるだけで、
それがまた愛嬌があって可愛らしかったです。
今では、前歯は一本もありませんが、頑張って猫草を食べていました。

 
お外時代のはなちゃんは、すぐに私達になついてくれ、夜のとーさんのトントンが大好きでした。
お庭を壊した時、私達の見てる前で残土の山の頂上でウンチをしたこと、
3cmもないフェンスの上を歩いて物置小屋の屋根まで行ったこと、
石灯籠の頂上にあがって得意げにしていたこと、
ねずみや鳥を捕まえて、毎朝玄関前に置き、玄関を開けた私に「ぎゃー!」と言わせたこと。
雨の日、台風の日、寒い冬の日のこと、
思い出したらキリがありません。

 
お家時代は、猫ともの皆さんが温かく見守ってくださったからこそ実現しました。
お家に入ってからも、猫のルールを忘れず、そして我が家のルールも一つも逆らわずに受け入れてくれました。
アンちゃんとは分け隔てなく接してきたつもりです。
ただ、何事もアンちゃんが最初…という順番を除いてですが。
アンちゃんが持っているものは、何でもはなちゃんにも買ってあげました。
新しく何かを買う時には、必ず2つ買っていました。

 
心残りは、もう少ししたらはなちゃんも一緒に夜眠れるかも…、
一緒に寝るにはどうしたらいいか…と考え始めていた時に、この事態になってしまい
こんなにママととーさんのことが大好きなはなちゃんと、
同じお布団に入って朝まで一緒に寝るということをやってあげれなかったことです。

 
この2ヶ月の間のことだと思うのですが、
人間のベッドに上がったはなちゃんをトントンしながら一時間ほどうたた寝をしたことがあります。
普段お昼寝をしないママなのですが、疲れていたのでしょうか、眠ってしまいました。
その時にはなちゃんも眠ったらしく、ママが気がついた時にすぐ脇に完全脱力したまま
嬉しそうにしている熟睡から目覚めたはなちゃんがいました。
ふわふわのおなかの毛がとても気持ちよかったです。
 
その後、もう一度だけ一緒に寝たことがあります。
ソファーで横になりながらはなちゃんを腕枕をし、鼻チュウをしながらお尻トントンをしていたら、
こちらもやはり一時間ほど眠ってしまったことがあります。
その時もはなちゃんは完全脱力でとても幸せそうでした。
 
今でも、この二つのはなちゃんとのお昼寝が、幸せだった日々の記憶の一つに大きく残っています。
ちなみに、
アンちゃんは寝る時には、ママの足の間に入ったり、顔を回りをうろうろはするのですが、
眠くなったら、自分で自分のベッドに入っていきます。
なので、目覚めるまで猫と一緒に寝たのは、はなちゃんとのこの二回しかありません。

 
朝からとーさんが帰ってくる夜まで、
これまでママはいつもアンちゃんはなちゃんと三人で過ごしていました。
ママの動きが全てはなちゃんに直結していたので、その全てがなくなった今、時間の全てが辛いです。

特に午前中は、家事をしたり庭仕事をしたりで、
「いつ手が空くのか?空いたらいっぱい甘えよう」と、はなちゃんがママを心待ちにしていた時間です。
午後は缶詰をもらう時以外はほとんどお昼寝をしていたので…。
午前中は、はなちゃんの存在がとても大きかった時間なので、全てがなくなった時間をどう過ごしたらいいのか
その現実を目の当たりにするのが怖くて、悲しくて、ただただ怯えていました。

昨日今日は、その午前中を、はなちゃんへの素敵なお花をどう飾るかで過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

2014.08.01  (8).JPG
 
今もこの狭いはなちゃん部屋の出入り口から、
まん丸のはなちゃんが期待満々でとっても嬉しそうに出て来て、
大好きなアンちゃんの脇でコテ〜ッとやりそうな気がして切ないです。

私達が今、はなちゃんがいなくて寂しくて悲しくて切ないように、
はなちゃんも、ママととーさんとアンちゃんと一緒にいれなくなったことを
寂しくて悲くて切ないと思っていると思います。
そして、私達がいきなりはなちゃんがいなくなって戸惑っているように、
はなちゃんもママ達が誰もいなくなったことに戸惑っていると思います。
あまりにいきなり具合が悪くなったことも、はなちゃん自身は理解できていないと思います。
私達ははなちゃんには病気があることを知っていましたが、
はなちゃんはそんなことはちっとも知らなかったのですから、
はなちゃんはママやとーさん以上に辛い思いをしていると思います。
せめて辛い時間が長くないようにと連呼した、「寝んねしな〜」も、はなちゃんには辛かったかもしれません。
しかも、今のはなちゃんには自分の気持ちを伝えられる人が一人もいなく、
一人で全部受け止めているのです。
それを思うと、はなちゃんが不憫に思えて、可哀相で可哀相で仕方ありません。

 
たくさんの幸せと楽しい時間をはなちゃんと過ごしましたが、
まだまだずっとずっと続くものだと思っていました。
はなちゃんも、きっとそう思っていたと思います。

 
誰よりもはなちゃんの身体を気遣い、どんな小さな変化も見逃さないようにしてきたつもりです。
ママの時間の全ては全部アンちゃんとはなちゃんのためにありました。

エイズさえなければ、はなちゃんの身体と心と存在は間違いなくここにあり
はなちゃんはたっぷり甘えて、楽しく幸せに毎日を過ごしていたと思います。

あっという間に全てを奪っていったエイズが、本当に本当に憎いです。
これまでこんなに何かを憎んだことはありません。

 
はなちゃんが、ここを訪ねてくださったたくさんの方に愛されてきたことが救いになっています。
まだまだ辛い日々は続くかと思いますが、
我が家のはなちゃんを誇りになんとか踏ん張って行きたいと思っています。


ママが動くと、その動きに合わせてムクッと顔を上げてママを見ていたはなちゃん。
「行ってもいい?行ったらトントン撫で撫でしてくれる?甘えられる?」
そんな表情で、いつもつぶらな瞳でママやとーさんを見ていました。
それがこれまでの当たり前の日常でした。
 
その日常がもうない…というのを実感するのが怖くて、
とっても長い記事になってしまいました。
楽しい話ではないので、みなさんにはあまり気持ちのよいものではないと察しています。
申し訳ありません。

 
最後になりましたが、
見ず知らずの私達に、心を寄せてくださったみなさま。
本当になんと言って気持ちを伝えたらいいのか、言葉が見つかりません。
本当に本当に、ありがとうございました。
 
「はなちゃんファン」と公言してくださったみなさま。
はなちゃんは、とっても喜んでいると思います。
きっと「るん♪」と、あの短い尻尾をピンと上げ、得意げな顔をしていると思います。
 
我が家の住所を知っているみなさま。
お近くにいらしたら、是非、我が家にお寄りください。
ボロくて粗末な家ですが、はなちゃんが暮らした庭と家です。
是非、一度いらしてくださいね。
ママもとーさんもアンちゃんも、
もちろんはなちゃんもはなちゃん部屋の出窓に上がって、お待ちしています。


悲しいことに、明日はママの誕生日です…。
今は、はなちゃんがいなくなった現実だけでいっぱいなので、誕生日だろうとなかろうと、心は晴れません。
せめて、毎日一歩ずつでも前に進もうと思ってはいるのですが、
「前ってどこ?前に進むってどういうこと?」というのが正直なところです。
ですが、せめてはなちゃんのためにお花くらいは買いに行けるようになりたいです。

今回のはなちゃんの件で、ママははなちゃんの体重とほぼ同じくらい痩せました。
以前から身体には蓄えがたくさんあるので、身体の方は大丈夫ですが、
みなさんにあまり心配をかけないようにやっていきたいと思っています。
昨日から少しは食べれるようになってきました。
眠りの方はまだ浅く、我慢の限界に達していたアンちゃんに何度も起こされますが、
こちらも徐々に回復していくと思います。
みなさんにご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

これからもいざとなると弱っちいママととーさんに、寄り添っていただき
叱咤激励をしていただけると幸いです。

これからも、はなちゃんはじめ、
アンちゃん、ママ、とーさんをよろしくお願いします。

この度は、みなさまの心寄せが本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。


リンクしてくださった猫とものみなさまへ。
みんなのブログの方にコメントをくださった方々へのお返事と近況報告として、
この記事を紹介していただけると嬉しいです。

猫とものお友達のみなさま。
みなさまの温かい言葉がどれだけ心に響いたか…。
読んでは、ママととーさんと涙しています。
心を寄せいただき、本当にありがとうございました。
はなちゃんはお星様になってしまいましたが、これからも遊びにいらしてくださいね。
お待ちしております。
        
2014.08.01 Friday

はなちゃんが見てるよ。

P1090716.jpg
はなちゃんが大好きだったお庭に水撒き。

はなちゃんもいつもの窓から見ているよ。

ママ、水撒きサボっちゃったから、オレンジのランタナが枯れちゃって、
ばーばが心配して何日か水撒きしてくれたんだよ。

はなちゃん、見える?

ママ、頑張って昨日と今日は水撒きだけはやってるよ。

はなちゃん、見ててね。
        
PR